鬼平犯科帳(二十四)池波正太郎
鬼平犯科帳って知ってますか?
鬼平犯科帳(二十四)
目次
女密偵女賊
ふたり五郎蔵
特別長編 誘拐 相川の虎次郎
特別長編 誘拐 お熊の茶店
特別後編 誘拐 浪人・神谷勝平
女密偵女賊
この年も押し詰まった或る日、朝も暗いうちに、本所・相生町四丁目の家を出たおまさは、
渋谷へ向かった。
『鬼平犯科帳』(おにへいはんかちょう)は、池波正太郎の時代小説。略称は鬼平。
「オール讀物」に連載された。火付盗賊改方長官・長谷川平蔵を主人公とする捕物帳で、同じ池波作である『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』とならんで人気を保っている。テレビドラマ化・映画化・舞台化・漫画化されている。
1968年には文藝春秋から最初の単行本が刊行された。全部で135作で、ほか番外編が1作ある。このうち5作が長編、残りの130作が短編作品である。未完に終ったのは最後の『誘拐』1作のみで、これは作者急逝のためである。
現在は文春文庫に収められ、全24巻(新装版)で刊行されている。